売れ続ける仕組み
「マーケティング」は、一言で言えば商品やサービスが継続的に「売れ続ける仕組み」を構築するための、統合的な活動です。単なる販促活動ではなく、事業の根幹をなすものです。
経営においては、財務・会計・組織・人材などを含めた総合力が不可欠ですが、その中でも「マーケティング」は、市場と顧客を結びつけ、企業の価値を最大化するエンジンの役割を担います。
一般的に、「売れる仕組みを作ること」「『誰に』『どのような価値を』『どのようにして提供するか』を考えること」と定義されます。しかし、現実にはこの通りに実行しても、「成功する場合」と「失敗する場合」があり、その実践は非常に奥深く、とても厄介なものです。
薩摩芋の販売から見るマーケティングの本質
例えば、薩摩芋の販売で継続的な売上を上げるプロセスを考えてみましょう。
- 薩摩芋を「仕入れる」又は「自ら栽培する」
- 店舗を用意するか、キッチンカーを購入する。収益性の高い販売場所を選定する
- 薩摩芋から加工し販売する商品(「焼き芋、お菓子=スイートポテト」など)を決定する
- 販促活動=認知と集客による購入の促進、新規客
- 次にリピーター客を確保する(顧客体験とロイヤルティの構築)
- 収益=利益を上げて、次の販売活動に備える
上記 1〜6 を繰り返す
この一連の流れのことをマーケティングの実践という、しかし、残念ながら、成功する人と失敗する人に分かれます。
継続的に売上を伸ばすには、繰り返しだけではなく、「市場の変化と顧客の深層心理」を捉え、提供価値を高めることになります。
価値をあ高めるには、 単に「薩摩芋」を安く売るのではなく、「品種」、「栽培方法」、「売るためのストーリー」、「包装、パッケージング」などが必要で、既存商品に付加価値を付けて、高値でも顧客が購入するようなブランドへと昇華させる。
さらに、宣伝方法の工夫として、顧客に響くメッセージと適切な販売チャネル(SNS、ウェブ広告、地域コミュニティなど)を選定し、宣伝コストを抑えるために、効率的かつ効果的な集客を研究していくことになる。
現代マーケティングでは「デジタルとデータ」の活用
特に今日、ウェブなどマルチチャネルからの集客の仕組みを理解することはビジネス継続の成否を握る大きな要素です。
また、小規模なビジネスほど、DX(デジタルトランスフォーメーション)は単なる業務効率化に留まらず、顧客データや販売データを活用して新しい顧客体験を創造する「攻めのDX」が、競争優位性を確立する決定的なポイントとなっています。


















