ある日、社内DXの推進担当者に … 前編
社員数20名前後の地元密着の製造会社の総務部に務めるA君とある日の昼下がりに上司から呼び出され…
会社の決定でDX推進のリーダーに抜擢されたから頑張って欲しいと告げられた。肩とポンと叩かれ、「応援するから頑張ろう!」
いきなりで戸惑うA君、普段は上司に余り意見など言わないような性格の持ち主だが、その日は、咄嗟に「衝突にどうして私なのでしょうか」と確認したところ、
すると上司からは、「だって君、部署で一番パソコンに詳しいだろ」と言われた。
確かに部署では…その通りだったのだが、それは周りがあまりにも分からなすぎ…しかし、もう、そのあと何も言い返す事もできなかった。
さて、「パソコンに詳しいだろ」と褒められればやはり嬉しく、上司も応援してくれれば、罠と知りながらも、少しは頑張ってみようかと…
いざ、帰宅し冷静に考えてみると、現実的には、わずか4人の部署でパソコンと言っても Word と、Excelの関数が、他の3人よりも少し程度詳しい程度である。
1番若いので、それくらい わからないところは、ググったり、AIに聞けば、大抵のことは出来て当然である。
とは言えITの資格もなく、ましてはDXなど、
なんでしたか、「デジタルトラン . . .トランスフォー」 とは?
この前、知識だけは凄い上司が言っていたのを思い出した。
しかし、どうDXを推進していけばいいのか、全然と言うほど、わからないのが実情である。
ところで、ここの会社の社長は営業畑である、製造部がメインの小さい会社、それゆえ、IT部などはなく総務部が中心になってパソコンなどを購入し、あとは、そのまま、みんなで試行錯誤で設定して終わり。
当然、こんなんだから詳しい人など1人もいない。
しかし、こうなった以上は仕方がないので、取り急ぎ DX のことをネットで調べ、上司や同僚に確認しながら進めていくことにした。
早速、ググって調べてみると、D はデジタルで、ところで、X 、Xとは、なんだ?…
トランスフォーメーションなのに、なんで、X なんだろう。
全然わからない、
いっそのこと、パソコンを全て最上級のスペックに交換してデラックス=DXになりました、でいいんじゃないのかとも思った。
さらに小さい会社なので、ほとんどのスタッフが他の業務と兼業だったりして、相談したくても忙しいのか相手にもされない状況…
唯一の拠り所である上司も、DXの話をしようものなら、目を背ける有様である。
最後の切り札である、いつも出入りしているOA業者のエンジニアに相談しても、そもそも DX は案件に繋がりにくいらしく、曖昧な返事ばかりで積極的に対応してくれないのが実情です。
【解析】DXの場合はこれまでの単なるIT導入のように業者に依頼し、導入するというわけではありません。
顧客や従業員のニーズやウォンツの掘り起こしなど、スタートプランの作成が最初のフェーズになります。
「後編」に続く












