ブランディングDXとは

マーケティング戦略の最上位概念

ブランドの起源と現代的な価値

 「ブランド」という言葉は、北欧で古くから放牧している家畜に所有権を示すために、自製の焼印(ブランド)を押したのが語源とされています。 

現在、ブランドは、単なる識別記号を超え、自社のアイデンティティを示すトータルな価値として機能しています。

その目的は、競合他社との差別化や商品・サービスへの付加価値の向上です。

 ブランディングの定義と戦略上の位置づけ 

「ブランディング」とは、このブランドの価値をさらに高め、長期的に維持・浸透させていくための継続的な活動であり、マーケティング戦略において最上位に位置付けられます。 

具体的な取り組みとして、自社のサービスに対する想いやこだわりといった情報を、表現豊かな言葉でターゲット顧客に発信することが挙げられます。 ターゲット顧客に商品やサービスを体験・享受してもらい、その良さを深く理解してもらうことで、再度の利用を促します。

サービスに対し高い優越感や信頼感を持ってもらえれば、それが付加価値となります。この付加価値は、商品やサービスそのものだけでなく、社員が行うカスタマーサービスや対応の質にも同様に生まれます。 

DXリテラシーとブランディング

DX(デジタルトランスフォーメーション)を伴う現代のブランディング戦略においては、顧客との接点が多い社員のデジタルリテラシーが重要な成功要因の一つになります。 

多くの中小企業の現状を見る限り、社員一人ひとりのデジタルリテラシーは、日常生活でパソコンやスマートフォンに慣れているため、それほど低くはないと考えられます。 しかし、もし業務ツールが10年前と変わらず、電話、FAX、紙帳票が中心で、使用しているパソコンソフトが初期導入されているエクセルやワードのみであるならば、早急にDXの導入を検討すべきです。

これは、デジタル化の遅れが、顧客体験の質(CX)を低下させ、ひいてはブランド価値の毀損につながるためです。